今回はAndroidエンジニアならおなじみのトーストを取り上げます。
なにかの処理がうまく行かなかったときにユーザーにメッセージで伝えたいようなケースでは、AndroidならToastを活用するかと思います。
しかし、FlutterではSDK標準のトーストは用意されていないため、別途ライブラリを組み込んでやる必要があります。
今回はFlutterToastというライブラリを紹介していきます。
それでははじめましょう。
FlutterToastのプロジェクト追加
まずはライブラリである、FlutterToastを取り込みましょう。
最新のバージョンは以下のサイトを確認してください。ここでは、現在の最新の3.1.3を元に説明します。
https://pub.dev/packages/fluttertoast
まずはルートディレクトリにあるpubspec.yamlを開き、dependencies:に以下のように追記を行います。
dependencies: : : fluttertoast: ^3.1.3
その上で、Android Studioであれば画面上部にある「Packages get」をクリックするか、ターミナルであれば以下のコマンドを実行すると、パッケージがプロジェクトに取り込まれます。
flutter packages get
ここまで完了したら準備完了です。
今回の以下のコードを実装してください。
class Sample extends StatelessWidget {
@override
Widget build(BuildContext context) {
return Scaffold(
appBar: AppBar(
title: const Text('サンプル'),
),
body: RaisedButton(
child: Text('トーストの表示'),
onPressed: () {
Fluttertoast.showToast(msg: 'ボタンがウリックされました');
},
),
);
}
}
今回はボタンをクリックしたら、トーストを表示しようとしています。
Fluttertoast.showToast()で、引数msgに表示したいメッセージを渡すと、トーストが表示してくれます。
これだけでAndroid / iOSどちらも同じような挙動が実現できるのですから、とても便利なライブラリだと思います。
実行結果
実行結果は以下のようになります。
Android
iOS
お疲れさまでした。

