私の著書のAndroid SDKポケットリファレンスでまだ対応できていないKotlin化ですが、業務でも利用される機会が多くなってきているかと思います。
少しでもお役に立てるように、Kotlin化した場合にどのように書いていくのかを紹介していくコーナー。
今回はデジタル時計の表示を紹介します。
Deprecatedとなったデジタル時計
先日の記事で、アナログ時計(AnalogClock)がDeprecatedとなっていた旨の記事を公開しましたが、デジタル時計もやはりDeprecatedとなっていました。
activity_main.xml
<DigitalClock android:layout_width="wrap_content" android:layout_height="wrap_content" app:layout_constraintBottom_toBottomOf="parent" app:layout_constraintLeft_toLeftOf="parent" app:layout_constraintRight_toRightOf="parent" app:layout_constraintTop_toTopOf="parent" />
公式サイトでも、以下の通りDeprecatedとして表示されています。
しかし、注釈で
It is recommended you use TextClock instead.
とあります。どうやら、
TextClock
が後継となるようです。TextClockでの表示を見てみましょう。
サンプルコードは以下になります。
レイアウトは以下のように書きます。
activity_main.xml
<TextClock android:layout_width="wrap_content" android:layout_height="wrap_content" app:layout_constraintBottom_toBottomOf="parent" app:layout_constraintLeft_toLeftOf="parent" app:layout_constraintRight_toRightOf="parent" app:layout_constraintTop_toTopOf="parent" />
実装的なところは、TextClock
タグを使うところが違うだけで、とても単純です。
実行結果も、見え方は同じとなるようです。
使い所はどこ?というと、あまり思い浮かばないです。
しかし、実際の時計と同じように表示をしてくれるので、時計アプリを作ったり、全画面表示するアプリで一部に現在の時間を表示したいようなケースで使える事があるかもしれません。