先に言っておこう。この本は全然入門な本ではないとっ!
フリー経済学入門 【知らないではすまされない! 世界を支配する「フリーミアム」の解説書】
冒頭からいきなりな反論から入っているわけですが、この本を読んでみたらわかると思います。
”FREE経済学入門”とありますが、実際はかなり違ってて、(既に経済に関する勉強をしている 人が、FREEという概念を理解するための)という、カッコ書きが必要になるんじゃないでしょうか。
著者の方自身が経済の専門家なためか、ところどころで専門用語が散りばめられているので、その用語で意味がわからずに止まってしまうという。。。
止まりながらも、ひと通り読んでみたところで結論に至ったというわけです。
ですので、経済学に興味があって、経済について多少なりとも事前知識として学んだ後であれば、またひと味違う答えが私も得られるのかなーと思います。
で、内容としては、クリス・アンダーソン氏の著書「FREE」に対する著者の反論や、著者の視点から見たFREEの別の側面が描かれていたので、その辺りを意識して読むと面白いかなと思います。
FREE経済学入門の中で、特に著者が意識して用いていた用語として、「ホメオスタシスレベル」という、人に備わった恒常性のレベルのことが中盤以降から多用されています。
このレベルを意識することで、無料なものの本当の価値について考察するきっかけになるのではないかと、覚えておきたい用語だと私も思っています。
それ以外はまだ身についていないので、もう1~2回読んで理解しないとダメだなと痛感しています。
そもそも、この本の参照元となったFREEを読んでいないことがアウトかも・・・ということで、まずはそちらを読まないと、、、ですね^^;